選手 Player

部員ブログ

2023.12.22
大野来生
感謝

11月にマネージャーからブログの連絡が来た時からずっと何を書こうか考えています。

何を書いていいかわらない中で
同期達のブログを読んでいると
心が自然と熱くなります。

特に寮生のブログを見ていると、一人一人との思い出とか、話したこととか、全部思い出してきてあっという間だったな、もう終わってしまったんだなと実感しています。

さて自分はどんなことを書こうか
最後だから感動的なブログを書こうかなとか
みんな泣くようなこと書きたいなと思ったのですが、負けて、降格して、最後も勝てずで終わった大学サッカーで感じたこと、学んだことなどを総括し自分の本音をこのブログに綴っていこうと思います。是非最後まで読んでくれたら嬉しいです。

まず
専修大学のOBや、お世話になった沢山の先輩方
3部リーグでも中々勝ち切れず、昇格させる事ができなくてすみません。
後輩達にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。

この4年間の中で、もっと自分の力があれば勝てた試合や、流れを変えられた場面は沢山ありました。その中でチームに貢献出来なかったことは本当に責任を感じているし、今でも悔しいです。

コロナの影響で6月から始動した1年目。
半年間の短いシーズンだったけど多くのことが詰まったこの4年間の中で1番濃い時間でした。
高崎監督、澤村GKコーチと出会い見える世界が大きく変わりました。
チームが始動した時は、10人を超えるGKの中で、自分を見失い、先が見えず、人と自分を比べて悩みながら練習をしていました。
そんな時時澤さんに
「お前は何になりたいんだ?」
「今の目標は何なんだ?」
自分は迷わず
「プロになりたい。Jリーガーになりたい」
と答えました。
すると澤さんは
「来生がもし焼肉を食べたいとして焼肉屋さんに行きたいのに、体は全力で寿司屋さんに走っちゃってるよ」
と言ってくれました。

涙が出ました。
どうすれば上手くいくかも分からなかった自分に答えが見つかった瞬間でした。

その時の自分には、ぼんやりとしたこうなりたいという考えはあっても、明確な目標や、その目標に対する小さな目標、身近に達成したいことなど明確なものが何一つありませんでした。
そこで澤さんに勧められて、マンダラチャートとサッカーノートを書いてみることにしました。
マンダラチャートでは、達成したい目標を明確にし、次の日から何のためにグランドに行くのか、グランドで何を意識するか、練習が終わった後どんなことを考え行動するか、サッカーは勿論、私生活においてもやるべき事が明確になり全てのことが楽しく、充実し始めたあの感覚は今でも鮮明に覚えています。
そしてサッカーノートは、毎日練習前の朝、寝る前の夜に書き続けました。
朝は、その日やるべきことを整理し、明確に文字で書き出し、目標を再確認してから1日をスタートする。
夜は、1日の振り返り、サッカーの事それ以外の事、思った事は全部書いて頭を整理しました。そして次の日に向けてモチベーションを高め日々自己分析し続けました。
継続した事で感じた1番の変化は、強気で、攻撃的に自信をもってゴール前に立てる様になった事です。自分でプレーをしていても面白いくらいに出来ることが増えて、自分に対して驚く日々が続きました。

7月からそんな取り組みを毎日続けると
8月に関東リーグに追加登録、ベンチ入り
9月には関東リーグデビュー
そこから12試合に出場し1年目が終了しました。

自分の4年間の基礎となったのは
1年目に澤村GKコーチに出会えたこと
自分の特徴を最大限生かし試合に使ってくれた高崎監督に出会えたこと
このお陰で4年間自分らしくやり続けられたと思っています。本当に感謝しています。

そして
2年目からは監督が変わり
GKコーチも居なくなり
色々な面で上手くいかないことや考える事が増え
また悩む日々がやってきました
でもその分、
キーパーについて沢山調べたり
分析したり
練習メニューを考えたり
GK陣のメンタル状況を考えたり
この環境だから学べた事が沢山あり
そのお陰で成長できた事も多いので
先輩、後輩を含めたGK陣の皆んなには感謝の気持ちでいっぱいです。

県リーグを戦った3年目。
いつも二桁得点での勝利。
シュートもクロスもこない。
物足りない日々でした。
でも、試合翌日のプロや関東リーグのチームとのTRMが成長の場で増田さんのおかげで色々なチームと試合ができたり、アミノではチームが1つになり後一歩のところまで行って、参入戦は勝てなかったけど、ラストシーズンがより楽しみになる様な1年間でした。

そして
副キャプテンとして迎えたラスト1年。
ピッチの上で、チームを勝たせて引っ張っていくと覚悟を決めてスタートしました。
新チーム初戦では無失点勝利し、手応えを掴めたものの
3月に第五中足骨骨折。
リーグ戦を戦う仲間を見たり、
プロ内定のリリースを見たり聞いたり、自分の気持ちは焦るばかりで、サッカーの出来ない1日1日が凄く長く感じました。
それでも、ドクターの鮫島先生や、NAIZの内藤さんなど多くの方々のお陰ですぐに復帰できました。本当に感謝しています。
そして、復帰してからはなかなかコンディションが上がらず、決して良くない自分の事を、どんな時も信頼して使い続けてくれた増田さんには感謝しかありません。それは今年だけでなく、2年生の途中に増田さんが監督になってからずっとです。常に厳しく指導していただき、そんな中でも自分の意見を常に聞いてくれて、チームの事について沢山話した事は最高の時間でした。増田さんとは親よりも電話をする回数が多かったと思います笑

自分に関わってくれている方のために
かわいいかわいい後輩のために
大好きな同期のみんなのために

もっとプレーで表現したかったし
結果で答えたかった
副キャプテンになった覚悟を示したかったです

それでも
どんなに上手くいかなくてもやり続けたし
自分やチームを信じて戦い続けました。
毎日の練習で成長の為に120%でやり続けました。
そういった面で
自分自身の取り組みや行動に後悔や悔いはありません。

Aで一緒にプレーした選手
A2に合流した際一緒にプレーした選手
たまに合流して一緒にやったBの選手
特にGK陣1人1人

自分の全力で取り組む姿勢や、1人1人と取ったコミュニケーションが伝わっていれば嬉しいです。
今Aにいない選手でも上手な選手が沢山いて、きっと自分の様に目標ややるべき事が明確になればAチームで活躍できる選手は沢山います。
だから環境をいい訳にせず、自分が行きたい場所に向かって全力で取り組んで欲しいです。

そして来年こそは昇格して下さい。
よろしくお願いします。

同期へ
絶対に誰か1人はメンバーに入れなかったり、ベンチになったり、全員揃う事は少なかったけどスポ推みんなで一緒に出る試合が本当に楽しくて幸せでした。
遊び人が多すぎるし、いつもふざけているけど、サッカーには熱い気持ちを持っているみんなが居たから自分も頑張れました。本当にありがとう。皆んなとの悪ノリが出来なくなると思うと悲しいけど、また集合する時までそれぞれの場所で頑張ろう!

最後に
いつも応援して下さる方々
いつも気にかけて連絡して下さる方々
全ての人のお陰で今の自分があります。
本当にありがとうございます。

来季からも素晴らしいチームで
サッカーを続けられるので
恩返しができる様、上を目指して
自分らしく頑張っていきます。

4年間ありがとうございました。

大野来生

PAGE TOP