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部員ブログ

2014.06.19
後藤京介
ワールドカップ始まりました。

こんにちは。4年の後藤です。

今日は最近感じたことを書きたいと思います。

先週からワールドカップが開幕しました。予選リーグから熱い試合が多く、これぞワールドカップだな!と感じています。
予選リーグも2節目に入りましたが、開幕戦のブラジルvsクロアチアでのブラジルの国歌斉唱を忘れることができません。
大きな声で国歌を歌い、中には泣きながら斉唱する選手もいて、1人1人が国を代表して戦うんだという責任や誇りを胸にしている姿から、相当な覚悟を持って挑み、母国に優勝カップ持ち帰るという至上命令を果たすんだという強い気持ちが伝わってきて、胸が熱くなりました。

ブラジルは母国開催ということで選手たちはプレッシャーをかなり感じていると思いますが、そのような環境においてもあの国歌斉唱が出来るのは、さすがプロフェッショナルだなと感じました。

一方、ブラジルでは貧富の格差や様々なストライキ、抗議デモが問題にもなっています。
開幕戦が行われるサンパウロではワールドカップの開幕前の6月5日から地下鉄の職員が賃金の値上げを訴えてストライキを決行し、地下鉄はほぼストップ状態になったそうです。8日に裁判所がストライキは違法だという判決を下し、9日の午後からストライキは一時中断されることになったため開幕戦には影響は出ませんでした。しかし、ワールドカップ開催中に再びスタジアム周辺でストライキが起きて交通機関がストップする可能性は十分考えられます。さらに、ワールドカップ開催に反対という抗議デモは、開幕後の現在も行われていて、スタジアム周辺はかなり危険な状態です。
デモ隊と軍警察の衝突では、銀行やショッピングセンターのガラスが割られて一般市民に負傷者が出ました。
そして、スタジアム建設の為に家を取り壊され、住まいを奪われた家族がたくさんある中、ワールドカップが行われていることを忘れてはいけません。

このような状況下にあることも母国開催というプレッシャーに伴って、選手はかなりの圧力を感じていると思います。

しかし、ゴールが決まったときの声援はテレビ越しではありますが、鳥肌がたちます。ブラジル国民は本当にサッカーを愛しているんだなと、サッカーを通して国が一つになることができるんだ、と感じました。

もちろん日本代表にも全力を尽くして戦って欲しいですが、ブラジル代表も良い結果で終われるよう、願っています。

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