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部員ブログ

2023.01.22
森陽大
11月6日

明けましておめでとうございます。本日のブログを担当する2年の森陽大です。よろしくお願いいたします。

2ヶ月ほど経った今でも2022年でどうしても忘れられない日がある。

それは11月6日のリーグ戦第12節の日のことである。その日のノートはいまだに空欄のままで、試合終了の笛がいまでも脳裏に蘇る。
相手はリーグの首位であるエブリサ藤沢ユナイテッド。シーズンが始まった頃から我々が意識しているチームであった。

俺はその日のことをめちゃくちゃ楽しみにしていた。エブリサ藤沢は元々Jリーグの舞台でプレーしていた選手や、海外の下部リーグでのプレー経験がある人たちが在籍しているチームであった。自分の今の実力がどこまで通用するのだろうか。そのような選手と戦い、自身の課題を見つけ、成長できる機会であると思っていた。

そんな矢先に試合の3、4日ほど前に足に違和感があるのを感じた。
プレーができないほどではないが、100%のコンディションであるかと言われればそうではなかった。
夏に手術をしてから誰よりも体のケアをしているつもりだった。
そう。つもりなのだ。いま思えばもっと怪我を事前に防ぐための準備・行動ができたかもしれない。

結局前日になっても100%の状態には戻らずに、試合は20分弱しか出場が叶わなかった。チームも1対3で敗れてしまった。

自分は途中でピッチに入っても、負の状況を打破できるような爆発的なスピードや突破ができるような選手ではない。だが、なにがんでもチームを勝利に導くプレーをしてやると思いピッチに入った。
しかし、なにもすることはできなかった。

いつもこうだ。いつも大事な場面でチームの役に立てない。自分自身の価値を示すことができない。悔しいというより情けないと感じた。

こんな思いをする敗戦は随分と久しぶりに感じた。
試合後のミーティングでは太一君が涙を流していた。自分もそれにつられてか、なにもできなかった情けなさかはわからないが涙が零れていた。

今日から大事なトーナメントが始まる。負ければ即敗退。相手は格上。こんな試合前から高ぶることができる試合はそうそう訪れない。自分がまた一歩成長できる機会があることに感謝しながらプレーしたいと思う。

しかも、決勝までいけばあの日の借りを返すことができるかもしれないと思うと余計に負けることができないと強く感じる。

一番は誰よりもサッカーを楽しむこと。それを忘れずにプレーしよう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
本年も専修大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いいたします。

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