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部員ブログ

2021.01.12
遠藤太一
一番大切なもの

新年明けましておめでとうございます。今回ブログを担当させていただく1年の遠藤太一です。

はじめに新型コロナウイルスの感染が拡大している中、日々厳しい環境で闘って下さっている医療従事者の方々、大学サッカーに関わる方々に感謝申し上げます。

オフシーズンになり一度小学生を指導する機会がありました。今回はそこで感じたことを書きたいと思います。

私が指導させていただいたのは小学4年生でした。
彼らは心の底からサッカーというスポーツを楽しんでいました。
全力でボールを追いかけ、声を出し、前に前にエネルギーを出し、常にゴールを目指していました。

この全員が笑顔で楽しそうにプレーしているのを見て、私は羨ましく思ってしまいました。
そこで今の私はサッカーを純粋に楽しめていないのではないかと疑問を抱きました。

ではどうだったのかと思い返してみると、
小学生の頃は笑いながらボールを触り、ゴールを目指していた記憶があります。
中学では日々生き残りがかかった厳しい世界でプレーし萎縮し緊張しながらプレーしていたと思います。
高校では自由にのびのびとサッカーを楽しもうというコンセプトのもと指導を受け、それができる環境があったため3年間サッカー楽しむことができていました。

こうして振り返ってみるとサッカーの調子が良くいいプレーができているのは純粋にサッカーを楽しんでいる時だと思います。

なぜ楽しんでいた小学生時代と高校時代はプレーが良かったのか考えてみました。
そこで出た答えが、主体性が出るからというものでした。
主体性とは自分の意思で行動しようとする態度のことです。
「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように楽しんでいると自分から熱心に向上しようとします。

しかし中学時代のように萎縮しながらでは自分からエネルギーをもって行動することがなかったため上手くいっていなかったのだと思います。
要するに無意識のうちにサッカーをやらされていたのです。
やらされているのは嫌々やるのと同じことです。それではやっている意味がありません。

では今の私はどうかというと、中学時代のようにサッカーを楽しむというよりやらされているという方が強いなと思います。
そのためプレーもうまく行っていないのだと感じます。
関東リーグという人生がかかっている試合があり、死ぬ気でプロを目指している環境に受け身になっていました。

それが今回小学生を指導した中で考えるきっかけを与えてもらえました。
さらに改めてサッカーを楽しむという1番大事なものに気が付かされました。

今回の経験で、子供たちの笑顔でボール追いかけゴールを目指し楽しんでいる姿に1番大事な部分を学ばせてもらいました。
2021年は楽しんでプレーするという気持ちを持ってやっていきたいと思います。

拙い文章ではありましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今後とも専修大学サッカー部をよろしくお願いいたします。

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